神無月は『秋の爪のふっかつ祈願祭り』なのです

 『さあ、神無月だよ、先生』って言われても、困ります。でも『秋の爪のふっかつ祈願祭り』も相当にイっちゃってる発言ですよね。

 話は遡ること長月(9月)のことです。その日はサンダルを履いて、陸橋を歩いていました。陸橋だから階段を上って、平地を歩いて、階段を下りるのです。
 この下るときにズルっとこけてしまって、爪が剥がれたのですよ。

 想像しただけで、ブルっとくるでしょ?でも怪我をした本人は痛いだけで、結構平気なんですよね。

 どこかの医者に行こうとしても運が悪くて、午後はみんな休診。かと言って救急に駆け込むほどじゃないので、次の日まで待ったのです。
 そこで消毒をしてもらって、帰宅。
 次の日も消毒をしてもらって帰宅。

 そして5日目の日にとうとう意を決して聞いてみました。
 
 『ところで爪って残っていますか?』

 『うーん、残っていないようですね』

 そんな消毒生活も9月中には終了しました。ですから10月は爪の復活を願って、祈願祭りなんですよ。
 いっそのこと、神在月出雲大社にでも行ってやろうかしら。
 

 なお、受験生の息子にとっては神無月は『秋の模試祭り』だそうです。今月4回ある週末のうち、3回までが模試という状況です。
 学校の黒板には『秋の模試祭り、参加者にはもれなく成績表をプレゼント』という落書きがあったらしい。
 ごめんなさい、私の『ふっかつ祈願祭り』よりも、切実だわ。