とうとう失業者になりました

かねてからの約束どおり、1月末でパートを辞めて、失業者になりました。
同じ職場で辞めていった人たちは、最終日に皆に挨拶をして『さようなら〜』っていうお別れの仕方が定番でした。パートだろうが正社員だろうが、辞め方は一緒です。
皆で集合することもなく、仕事上がりの時間が来たら『さようなら〜』だけ。
味気ないといえば、味気ない辞め方なのです。

ところが今回は上司がすごく気を利かせてくれました。皆にケーキと飲み物をおごってくれたのです。
自分は用事があるので参加せずに、お店に手配だけしてくれてました。

すごく嬉しかったので、お礼を述べたところ、『長い間、ご苦労様!』の挨拶だけで終了されちゃいました。
『給与明細が欲しいから、その頃にまた来ます』と言ったら、『郵送で送るから、大丈夫。他の書類も送るからね』と言われちゃいました。ええ、あれだけ引き止めておいて、すごく冷たくない?
ケーキと飲み物は私のためじゃなくて、絶対に残された人たちのためだよね。

それでもいいのだ。
皆で楽しくケーキを食べて、どうでもいいような話をして、職場とさよならすることが出来ましたから。

人生で一番長く仕事をしてきた職場なのですが、去るからと言って、そんなに寂しくはありません。ひとつにはうんざりするぐらい長い間仕事をしてきたし、納得できるほど一生懸命に仕事が出来た結果だと思います。
それもこれも皆さんのおかげでして、本当にお世話になりました。

引っ越すまでにまだ日数があります。きっと引越し荷物を作るのが嫌になったら、用事を作って遊びに行くんだろうな。あー、そんな迷惑な人になるのか。
そういえば、ロッカーに何か残っていたかも。ケーキが嬉しすぎて、掃除をするのを忘れていましたよ。わー、遊びに行く口実が出来ちゃいました。