今週のお題 私とケータイ

 『入学祝に何が欲しい?』と甥、姪に聞いたところ、
即座に『ケータイの新機種』という返事が帰ってきました。

 入学するついでにいろいろと買ってもらえるから、大体のものは揃っているものです。だからこそ『欲しいのは新機種のケータイ』らしい。
 友達に聞いても、会話をしても盛り上がるのはケータイの新機種について。

 10代の子に先ごろ行われた参議院選挙の話なんかしても、場がしらけるでしょう。でもケータイの話をすれば、大丈夫。それなりに話の流れが続くはず。
 
 ケータイがこんなに一般的になって、ひとり一台の時代になったのは本当にここ10年ほど。

 金魚は屋内の水槽にいれていろんな装置をつけないと、飼えないと思っている人が多いのですが、金魚だって水槽やろ過装置が高い時代は屋外で飼われていたのです。
 今だって屋外で飼う人もいますから。

 同じようにケータイがなくても生きていけるはずなのに、ないと困っちゃう人が多いのはどうしなんでしょう。『ボタンひとつで別の世界に行ってらっしゃい』を実現してくれるケータイは未来の夢の道具が現実化したものかもしれません。
 でも、ケータイは所詮は道具。道具に振り回される人生ってどうなの?と言う意見も出てくるのです。

 炊飯器依存症とか電子レンジ依存症は聞かないけど、携帯依存症はある。そう考えると昔のSFに良くあった設定で、作り出した道具や物に復讐されるというパターンを思い出しちゃいます。
 だからといって今後、ケータイに噛まれた、ケータイに怒鳴られたなんて機能をつけるとは思えませんが。

 かばんの中にハンカチや財布と一緒に入っているケータイ。たぶん壊れない限りは機種変更をしないと思います。
 だって、そこまでケータイには思い入れがありませんから。私にとっては車と同様、ただの道具なのです。