今週のお題秋なんて枠にとらわれない小説を読むんだ!

 暑い、暑いと言い続けていましたが、ふと空を見ればいつの間にか秋らしい雲がぷかぷかと浮いています。真夏の小入道はすでにどこかに行ってしまったのね。  
 今年は夏から読書週間(すでに月間さえも超えている状態)に入ってしまったので、いまさら秋の読書週間でもないのです。

 旦那様に薦められて『永遠の0』百田尚樹著を読み終わったのが、今朝のことです。数日前は『フジマキに聞け!』藤巻健史藤巻幸夫著を読みました。
 これからは『富子すきすき』宇江佐真理著と『アリアドネの弾丸海堂尊著を読むところです。

 もう少しすると図書館から『マドンナ・ヴェルテ』海堂尊著が届くから、それも読まなきゃね。

 考えてみれば読むのは小説が多いのです。しかも日本の作家のもの。昔は翻訳物のミステリーばかり読んでいたとは思えないラインナップです。いや、そんなこと言う癖にこのミス大賞作家の海堂尊とかあるんだけど。そういえば『永遠の0』も祖父の死について調べる話です。

 最近の小説は『どうして?』『なぜ?』という要素を持たせることによって、読者の興味を引っ張っていく形式の物が多いんです。凝っていると途中で疑問が解けても、次の疑問が出てくるような仕組みになっていて、まるで開けても開けても次の人形が出てくる、マトリョーシュカのよう。

 ある人の人生を丁寧に描いたのが、朝の連ドラや大河ドラマ向けなら、こういう小説は映画やワンクールのドラマ向けなのかな。
 そのうちテレビやスクリーンでお目にかかれそうな期待を込めつつ、読んでみます。