季節に合わせて、人間の体は自然とシーズンの食べ物を求めているんだそうです。『だから、気温が高いのにおでんが食べたくなったのね』と自分を納得させています。いや、コンビニのセールに負けたんじゃないんだって。
スーパーの野菜、果物コーナーに行くと、今年は例年にない値段の高さでびっくりです。そんな中で天候に左右されないきのこ達の値段設定がうれしいいです。早速にいろんなきのこを入れて炊き込みご飯を作ると『秋らしいね』と喜ばれました。
今年は不漁が伝えられる秋刀魚は今の時期に食べるとあの脂っこさがしつこく感じられます。だから塩焼きは止めて、一手間かけて秋刀魚のかば焼きにしてみました。これだと、喜んでくれました。今年は秋刀魚に添える大根さえも不作で、例年よりも細くて辛い夏大根が多いようです。
レンコンの新物がそろそろ店頭に見られるようになりました。レンコンは煮物やてんぷらといった和食から、グラッセのような洋食にまで使えるから好きな素材です。何も思いつかないときはバターしょうゆ煮にしてしまいます。
サツマイモは輪切りにして蜂蜜と少しの御醤油で味付けした煮物がお弁当の定番です。秋に取れる新物だと、子供たちにねだられて一度は大学芋を作る羽目になります。
秋が旬というわけではないのですが、夏からよく蛸が店頭に並んでいます。都会のようにゆでた蛸じゃなくて、生の蛸が丸ごとという点が少々厄介なのです。
だって、家で捌かなくてはいけないのですよ。両目で見られると捌けなくなるので、よーよーにその部分だけ落としてもらいます。この間はこれで蛸飯をしたら、大変にやわらかくておいしかったです。さすがは『刺身も大丈夫』というだけあって、新鮮な蛸だったようです。
これからは栗が売りに出されるのが楽しみです。これで自家製のマロンペーストを作ると、『なんちゃってモンブラン』ができて大変においしいのです。
