今年の夏はブックカバー

 今週のお題「2011年、夏の思い出」ですね。
『思い出』と言う前に暑さ真っ盛りで、今からさらに遊んで思い出を作るぞって気分なんですが…。それなのにプールも、8月も、夏休みも終わっちゃうから、振り返らなきゃ駄目なんでしょう。

 毎年、夏になったら何かを作ることにしています。大抵はお洋服なのですが、もう娘(中3)が大きくなっちゃったので、あまり創作意欲が湧きません。もう親が思うがままのデザインじゃ満足しませんからね。出される要求が厳しいので、ごめんなさい。

 それよりも小物の時代でしょう。本屋さんに行けば手作り小物を紹介した本が、山と積まれてています。洋服の本よりも小物の本の方が絶対に種類が多いです。
 しかも小物って可愛い!!!市販品だと大きすぎたり、小さすぎたり、ポケットの数が足りなかったり、多かったり、変な飾りがついていて困ったりといろんな問題が出てくるけど、自分で作る小物は100%満足がいくはず。

 今年の小物はブックカバーで決まりだ〜。
 
 理由は簡単で、娘の家庭科の宿題が『ブックカバー』だったから。親切なことに先生手作りの『ブックカバーの作り方』プリントがあるじゃないですか。中3向けの宿題なら、私でも簡単に作れそうという、『家の中で全部済ませちゃった』パターンです。
 しかもブックカバーを作る程度のハギレなら、適当に家の中にあるから、100%『家の中で全部済ませちゃった』です。

 間のいいことに、チョー厚いハードカバーを読んでいる旦那様のブックカバーが古くて、汚れているのに気がつきました。私って良妻かも。『新しいの作ろうか?』と言うと、首を縦に振ったので製作開始です。
 古いハードカバー用のブックカバーを参考にして、同じものを作ってみました。違う点はたぶん素材だけです。古いものは皮製だけど、私が作ったのは紬のハギレを使った布製です。 何がいいって、布製は洗えるのですよ。本を読んでいる間に手垢がつくから、洗えるというのはポイントが高いと思っています。夏場は汗をかきますからね。

 次に作ったのは皮製のブックカバーです。これはプロの作家さんに教わって作りました。よく1日体験教室ってあるでしょ。ああいうものに参加して作ってきたのです。
 こちらはいろんな革から、自分で好きな色と素材を選んで作れるからすごく楽しかったです。作家さんの提案でステッチの糸と、内側の裏表紙を挟み込む帯の色を、同じグリーンで揃えてみました。

 どちらのブックカバーも見た目はそっけない感じですが、実は表表紙を挟み込む部分にちょっとした飾りをつけてみました。だってカバーの表面にべたべたと飾りがついていると、電車で本を読むときに恥ずかしいじゃないですか。それを見ることが出来るのは、本を読んでいる人だけなのです。

 次は新書版のカバーが欲しいという依頼を受けたので、それを作ってみる予定です。夏が終わる前に仕事も済ますぞ!