年をとってくると『ひと月の終わり』というものに、あまり敬意を払わなくなります。だってそんなことは何回も何回も繰り返してきた、ただの日常だから。
昭和の時代だったらお給料日が月末だから、お店の支払日が月末だからと、何かと月末を意識していたのでしょう。今はお給料日は会社によっていろいろ、給与形態もいろいろ、支払いだってカードの引き落としはいろいろとなっているので、月末は『ひと月の終わり』以上の意味を持たなくなっています。
でも８月３１日は、ちょっと違う。だって夏休みの最終日だから。
子供が朝寝できる最終日だし、プールに行ける最終日だし、平日の昼間に家でごはんを食べられる最終日だから。
そういういろんなことの最終日だから、今日は特別な日なのです。
夏休みが始まってから散々に朝寝だって、プールだって、家でのお昼ごはんだって経験しているのに、最後だとなぜか物悲しさが漂うんですよね。
明日は９月１日だけど、きっと今日のように暑いし、今日のような１日が流れていきそうなのに、そうではない、連続していた日常がぷつんと８月３１日で断ち切られたような気がします。本当は８月３１日という時間で断ち切られているのではなくて、毎日毎日リセットされているはずなのに『夏休み』という魔法の言葉で何かを勘違いしているだけだったのでしょう。
そういう気持ちを忘れないために、記念すべきはてなダイアリー１００日目の私の日記は８月３１日に書いてみました。うん、今年の夏も暑かったね。
