生産者の生の声を聞いて、お得に買い物しています

 まだまだ長期休み真っ只中です。ニートとでも、不良主婦とでも呼んでくれ。

 朝から朝食を片付けて、掃除をして、洗濯をして、それからお買い物にいけるなんて、まるで専業主婦じゃないですか。午前中にお店に行ったほうが安くて新鮮な物が買えるから、絶対に安上がりで満足のいく買い物が出来るのです。

 最近のお気に入りはJAの直売所です。今年になってから野球場かサッカーグランドぐらいの広い敷地の片隅に大きな平屋の直売所が出来たのです。残りは全部駐車場だけど、はっきり言ってそんなに車が止まっていることはありません。だって田舎だもん。そんなに人口いませんから。
 片隅に作ったにしては思い切り大きなお店で、野菜はもちろん、豆腐に卵、県内産の肉と魚があって、そこに行けば食に関するものは全部買って帰れるという充実ぶりです。そういえば地元のものだけを使って作ったお弁当もあったなあ。

 野菜なんかラベルに生産者の名前が入っているから、今日は○○さんの作ったピーマン。今日は××さんの作ったネギなんて、目当ての名前を探したりして。中にはスーパーに並ばないような野菜や果物があって、本当に面白いです。
 白いナスや白いゴーヤって食べたことがありますか?私は初めて食べましたよ。
 夏の間はいろんなウリ類が出ていて、メロンとウリの境界線について悩んだものです。『生で食べられる甘いウリ』ってポップがついているのですが、こうなるともうメロン?うーん、やっぱりウリなのかなあ…?

 この間は生のプルーンが出ていました。ちょうど生産者の人が並べている最中で、値段は200円、300円、400円の三種類です。同じようなパッケージに同じように入っているプルーンです。思わず違いをたずねたら、『お買い得は300円』という答えが返ってきました。
 え?400円で売ったほうが得じゃないの?そういうことを正直に言っていいの?
 400円は軸がついたもの、300円は軸が取れてしまったもの、200円はちょっと小ぶりな物が入っているそうで、だから300円が一番お買い得なんだそうです。

 値段のつけかたって、結構いい加減なのね。

 これがスーパーの片隅においてある生産者コーナーだと、スーパーの野菜の値段との兼ね合いがあるからすごく安いということがありません。ところがJAだと、すごく安いことがあって本当にお得なのです。小ぶりな規格外のピーマンがびっしりと30個ぐらい入って、200円には驚きました。ああ、前日にチンジャオロースーを食べたばかりなので止めましたが、そうじゃなければ買っていました。

 そういえばミニトマトがやたらと安い時期もありましたね。そういう野菜のピンポイントの旬もわかるから、面白くってたまりません。休み中は日参して、存分に楽しみことにします。