ワンピースを作ってみました

tar-tar2011-09-13

 夏になるとワンピース一枚だけ着てくつろぐのが、楽でいいです。そんな部屋着は安く売っています。特に夏の終わりになるともっと安くなってしまって、それを見ると自分で縫う気なんかなくなってしまうのです。

 だって1000円ですよ。980円のこともあるけど。

 自分の時給を800円としたら、労働時間1時間15分で縫い上げないと損になります。その前に布、接着芯、ボタン、糸などと買っていると材料費だけで1000円を超えます。ここで布代をケチると、洗ったらすぐに色落ちがしたり、布がゆがんだりと何のために作ったのといいたくなることがあるので、あまりケチなことは出来ません。

 そうなると自分の納得いく布で、納得いくデザインで、納得の行く時間をかけて縫うのが一番いいのです。

 今年は縫うと決めてから2日間で縫いあがりました。型紙と布を裁つのに1日。縫い上げるのに1日です。その間に買い物に行ったり、掃除や洗濯をしたりと普通に家事をしていました。それでも出来上がるのですから、楽に作れるデザインを選んだおかげです。

 茅木真知子さん著作の『そのまま着ても、重ねて着てもワンピース』から、『ボーダープリントを使って』の型紙を使って作りました。本では布端を生かしたデザインだったので、それと同じように型紙を置いて布を裁ったので本当に楽でした。だって布の端を利用するから裾のカーブがないし、袖口だってまっすぐ。縫うときも裁つときもに本当に楽なのです。かなりの時間が短縮できたのは、布の端のおかげです。
 それにスポッとかぶって着るワンピースなので、首の後ろに空きを作るだけで終了。面倒なボタンホールもファスナー付けもなしです。

 本当は同じ著者の『好きな布で作る服』に載っている同じデザインのワンピースを作るべきか、こちらを作るべきか悩んだのです。でも『そのまま…』のほうがバスト周りが大きくなっていて、そのほうが世間の流行には合っているかもと思ったのです。
 そんな世間の流れにあわせて布は麻と綿の混紡にしてみました。麻100%だと肌触りが堅くて、汗をかいたときに痒くなることがあって困るからです。

 一応は自分なりのこだわりを持って作ったワンピースです。無事に娘に着てもらえることになり、一安心です。実は『好きな…』のほうに載っている型紙で以前に同じデザインのチュニックを作ったことがあるのです。ワンピースの丈を短くすればチュニックなので、そんなに難しくはありません。
 同じデザインのちょっと違う服を2枚手に入れて、どう着こなしていくのでしょうか?お手並み拝見です。