家計簿を選ぶ季節がやってまいりました。

 例年のことですが、家計簿を選ぶ季節がやってまいりました。家計簿は同じものを使い続けて既に10年ぐらいは経っていますが、未だに迷っています。

 なぜならそれは雑誌『新春すてきな奥さん』の付録だから。

 10年前は『新春すてきな奥さん』でも良かったのよ。家計簿は使えるし、おまけに付いてきたグッズやカレンダーだって使えたし、大満足だったのよ。でもね、十年一昔って言うでしょう。本当に10年も経つと、『新春すてきな奥さん』を読んでもどうも対象年齢に差を感じてしまうのです。

 絶対に子供が小さい世代が読む雑誌じゃん。
 そろそろ年金の心配をしたり、子供の手がいつ離れるか、なんて心配をする人が読む雑誌じゃないって。
 今更すてきなお正月の迎え方はいいんです。

 仕方がなく書店に家計簿が並ぶ時期には、片っ端から中身をチェックして好みに合いそうなものを探しています。ところが市販の家計簿って、どうしてあんなに判を押したように同じような感じなのでしょうか?日々の項目に食費、日用品、レジャーなどがずらずらと書かれて終了。これでは細かく管理したい人のニーズに合わないじゃないですか。

 しかも教育費とか子供費とか、独身の人や子供がいない人のことを考えていません。

 2世帯同居している人はもっと項目を増やしたいだろうし、単身赴任者がいる家庭ならその費用の管理だってしたいはず。

 ところが一般的な費目をズラズラっと書いて終了って、役に立たないことこの上なし。

 だって項目の管理がぐちゃぐちゃだと家計簿を見て『ここの部分は使いすぎているから節約していこう』とか、『これは必要だから、仕方がない』とか判断ができないじゃないですか。支出だけ集計して、焦ってみても仕方がありません。とにかく反省点がわからないと、家計簿をつけていること自体が無駄なのです。

 そういう理由で来年もやっぱり『新春すてきな奥さん』の家計簿なんだろうな。
 まあ、リラックマグッズは娘のものだし、おまけについてくる料理の本は旦那様のものでしょうけど。

 ん?旦那様は単身赴任ですが、立派に自炊しているようです。そのためにいろいろとレシピを集めているので、たぶん喜ぶはずです。