新生活はなさけない

今週のお題「新生活」が、まさに始まりました。
息子の荷物を引越し屋さんに渡して、がらんと広くなった部屋を眺めながら、さびしく思っている母。
朝夕に誰もいない部屋のカーテンの開け閉めをする度に、息子の不在を感じるこの頃。

しんみり…

と、ならないんだな。

本当に今の世の中に携帯電話があってよかった。
家族間通話無料で本当によかった。
家族間無料じゃなければ、すでに万単位でおかね君が羽を生やして飛んでいっています。

私たちは付き合い始めの恋人ですか?
この会話の頻繁さは、別れてすぐになんでもない用事でメールや電話をしてしまう彼氏と彼女ですか?

革靴の紐の結び方に始まり、今夜のメニューまで教えるなんて、私はパソコンですか?
私は検索サイト代わりですか?
何でも質問すれば、何でも答えるというほどキャパは広くないぞ!
送った荷物の中身はわかるけど、パソコンケーブルのすべてのについて精通しているほど賢くはないぞ!

これを書いている最中にもすでに電話が2回もかかってきて
すでに2回も中断されているという、この事実。

このことを娘に愚痴ったところ
『お母さん、春から一人暮らしを始めたお姉ちゃんたちは、やっぱり親に電話をかけてくるんだって。
だから、安心して』
と、諭されました。

高校に諭される母も情けないけど、
高校生に納得してもらう大学生のお兄ちゃんお姉ちゃん達も、かなりなさけないぞ。

一人暮らしをはじめた大学生諸君、
もしこのまま親と暮らすことがなければ、親と会えるのは日にちに換算すると2〜3年しかないはず。
親と会える貴重な日を大切に。
だから入学式に来てくれた御礼ぐらいは言っておこう。

こんなことを言いつつ、例によって例のごとく息子の入学式に行かなかった私です。
もし息子から感謝の言葉なんていわれたら、『熱ある?』って聞いちゃうかも。