母って、実は

今週のお題「私のお母さん」は、すでにおばあちゃんになりました。私が孫を生んだからですね。

 母の日だけど、母にカーネーションはプレゼントしません。
 子供のころになけなしのお小遣いでハンカチをプレゼントしたのだけれど、そのときは『もったいないことをして』って怒られたんですよね。
 
 ところが最近のこと、どこかのかばんの中にそのハンカチが入っているのを見てしまったのです。
 もう黄ばんでいるし、折りたたまれたままで固まっちゃってるし。

 それよりもプレゼントしてから、すでにウン十年ですよね。

 成人してから、もっと高価なものをプレゼントしましたよね?ブランド物のバッグとか、素敵な小物ケースとか。
 そういうものもなぜかきちんと残っていたりする。

 どれだけ娘が大好きなんですか?
 それとも娘の趣味が良すぎて、自分の好みにぴったりすぎて、手放せないだけでしょうか?
 
 いやきっと、ツンデレなだけです。やっていることがチョッパーに似ているかも。

 そういえば、数年前にあげたプリザーブドフラワーも大事にガラスケースに入れられて飾られていました。

 せっかくのツンデレですから、ツンデレ魂を満足させるべく、『たまたま好きそうなのがあったんだけど』とか、『たまにはいいかなの思って』と言いながら、たまにはプレゼントしましょうか。
 でもね、わざわざ『たまたま』を演出するのって、面倒なんだってば。

 手間を惜しまずに育ててくれた母ですから、こちらもそれぐらいの手間を惜しんではいけないようです。