衣替えのお楽しみ

 今年は1日と2日が土日に当たったいるから、衣替えして学校や職場に行くのは3日からという人が多いことでしょう。
 でも6月1日に「みんなでいっせいに衣替え」というのは、お客様相手の職場ぐらいで、他の部署や学校は前後1〜2週間は「移行期間」というあいまいな設定になっています。

 5月末だっていうのに『もう、夏だよね〜』といいながら、アイスを食べているようなこともあるし、今年のように『もう梅雨に入っちゃったよ』と言いながら長袖を着ていることもあるし、本当にその年によって違ってきます。

 私の職場も衣替えですが、暑くって暑くって、かなり前から勝手に衣替えしちゃいました。旦那様だって、春先から秋まで勝手に半袖を着ているし、大人は勝手に自己判断でわがまましちゃってます。

 でも娘は学生で制服だから、そんなわがままはできません。きちんと衣替えしなきゃいけません。
 週末には感心なことに、夏服を準備してハンガーにかけています。そしてそれを着て学校に向かいました。


 ところが家を出て10分後に連絡が。

娘『お母さん、スカートが中学校のときのものなんだけど』

 え?何の冗談ですか?

娘『高校のスカートってあったっけ?』

 あなたは今は高校2年生。つまり昨年の夏には夏服を着ていたはず。それなら自宅に夏服があるはず。
 『はず』なんていう不確かな言葉のオンパレードに業を煮やした娘に『探しておいて』と冷たく言われて、電話を切られちゃいました。

 パニクって、洋服タンスを開ける私。必死で洋服を順番にめくっていく私。
 
 あったよ〜。あっさり見つかったよ〜。確かに同じようなデザインだから、わかりにくいよね。
 でも明るい場所で見ると絶対に違いがわかるように出来ているスカートなのです。だって中学校のスカートのほうが色が明るいもん。

 きっと学校で友達から『中学生に戻ったの?』『なに間違えてるの?』なんていわれているに違いありません。先生に到っては『どうしたんですか?何か悩みがあるなら聞いてあげますよ。』ぐらい言ってくださるような気がします。

 いや、これって本人の勘違いだから。
 ふふふ、結果を聞くのが楽しみだわ。