お盆には息子が帰省してきました。
息子にとって『何もしなくても食事が出てくる』から、ここは天国なんだそうです。せっかく帰省しているのだから、『普段は食べられないものを作ってあげましょう』と、母はがんばるからね。
まずは自家製のピザ。ジェノベーゼソースとトマトソースまで手作りで、ピザを作ってみました。
次にいろんな野菜をたっぷり乗せて、中央には温泉卵を乗せた、ぶっかけそうめん。
頂き物の上等のカニ缶があったので、それを使って自家製ホワイトソースを使って、カニグラタン。
2種類の味付けをした、ささみフライ。
それに肉厚のピーマンを使った、ピーマンの肉詰め。
『かえりたくなーい』という台詞を言わせるまでの、このご馳走っぷり。ふふふ、伊達にきみの母親を長年やってきたわけではないのだよ。きみが『食べたい』と思っているものを作って、出すぐらい母にはお茶の子さいさいなのだよ。
そんな息子もお盆が過ぎて下宿先に帰っていきました。
お盆には単身赴任中の夫もいるので、夫が普段に作れないメニューも念頭において作ったのだけれど、息子ほどの感激はなかったようです。大人はね、飲み会とか外食とか、おいしいものを口に出来る機会がありますからね。私のちょっとしたがんばり程度では、『かえりたくなーい』とはならないわけです。
でも普段は買わないちょっとお高めのビールはきちんと準備しておくのよ。帰りにも『電車で飲んでね』と1本渡しておくのがポイント。家を出てからもまだ楽しみが残っているって、うれしいものじゃないですか。
さて、どこまでやれば『かえりたくなーい』が出るでしょうか。まあ、男のプライドと私の腕の駆け引きですかね。