めちゃくちゃ久しぶりに手作りパン

玉ねぎ入りのクルクルパン

 ホームベーカリーとの長い長い蜜月が終わった理由は、ホームベーカリーに原因があります。ホームベーカリーに材料を入れて、待てば焼きあがるのです。でも、パンが取り出せない。

 両手にミトンをはめて、片手にホームベーカリーの釜、片手はパン本体にかけて、ひっくり返してもでてこない。本体を振ってもでてこない。さらに振ってもでてこない。
 最後にはミトンをはめたまま、パンと釜の間に隙間を作るようにくいくいと押してやって、ひっくり返します。やっとでてきたと思ったら、羽がパンにくっついています。


 そこまでやってパンを焼きたいという気にならないので、もっぱら市販のパンで我慢していました。それに食パンを焼いて冷凍しておくと、焼き立て以外は絶対にトーストで食べなきゃいけないじゃないですか。ふわふわパンが食べられないのも不満。
 それにベーカリー店で買ってきたパンのほうが、ホームベーカリーで買ってきたパンよりも美味しいから。ホームベーカリーのパンって、イギリスパンみたいな山食で、中のキメが粗いのです。私はキメの細かい角食が好き。

 こうなると釜を買いなおすか、本体を買いなおすか。消費税の増税前に買ってもいいけど、壊れているわけではないし。でもお店で買ってきたパンのほうが美味しい。こうやって同じところをぐるぐる回っているアリみたいになっていました。

 そんな時、NHKの趣味DO楽で『KOBEで極める!世界のパン』をやっています。ほーほー、これは参考になりそうです。放送を順番に見ていくと、ひとつ気がついたことがあります。パンって、基本の作り方は一緒かも。シンプルなチャパティも、時間のかかるライ麦パンも根本の作り方は一緒。
 そうかこの手順通りに作れば美味しいんだ。

 そこでホームベーカリーのコネ機能を使って、パンを作ることにしました。代わりに一次発酵以降は自分でパン生地の様子を見ながら時間を調整していきます。
 するとですね。お店で売っているような美味しいパンが出来上がったのですよ。第一弾はチーズ入りのパンでしたが、生地がとにかくもっちりと柔らか。しかも口に入れたときにパン生地が解けるような、食感です。
 これですよ〜。お店に出してもいいような出来だと、家族からも誉めてもらいました。

 写真のパンは第2弾です。アンチョビと玉ねぎをオリーブオイルでいためて、粉チーズとともにクルクルと巻いてみました。お店で買えば8個で1000円を超えますが、材料費と光熱費を考えれば1/3〜1/4の費用で済んでいるはずです。
 ちなみに明日はピザを作る予定です。