普通は自宅の方がのんびりしたお正月を過ごせるものでは?

 今までは生まれ故郷を離れて住んでいたので、『正月=帰省』の公式が成り立っていました。もしくは『正月=受験前』の公式です。

 ところが今年は親元に近い場所に住んでいるので、『帰省』という一大イベントがなくなったのです。クリスマス前からお土産の手配をして、クリスマスが終われば荷物を作って、年末には車で帰省というのがセオリー。

 今年からは自宅でお正月。おせちを作ってのんびりできると思ったら、とんでもない大間違えでした。まず大掃除が待っています。今までは帰省があるから、大掃除は真夏に行っていたのです。その方が汚れが簡単に落ちるし、お湯をじゃんじゃん使わなくて済むから地球にも家計にも優しくて済むから。
 でも自宅を掃除しなきゃ、お客さんを呼べないじゃん。親元に近いということは、正月は親がお招きしなくちゃいけないじゃん。親が我が家に来るということは、ほかの兄弟も呼ぶということじゃん。

 だから忙しいんだって。年末には私の親と忘年会。年始には夫の親と新年会。今年は3日になってやっと、年賀状に目を通したぐらいです。

 でもおせちは作ったし、福袋も買いました。代わりにお掃除は家族に100%まかせたし、おせち以外は買ってきたオードブルやお寿司でごまかしちゃいました。家事の手抜き術は、年齢に比例して上手になるようです。