『天才 柳沢教授の生活 ベスト盤』 の中から『Red』 を選んでみたけど、みんな良い作品です。

 私の趣味のひとつが『図書館で本を釣る』ことです。図書館で釣った結果、引っかかって気に入っている作品のなかに『天才 柳沢教授の生活』があります。このシリーズを順不同に読み漁った結果、図書館においてあるものは2〜3回は読み返しました。それでも飽きないぐらい、いい本です。
 気に入ったら、手元に置くのが普通でしょうが、気に入った時点でほどほどに冊数が発刊されておりました。いや、家に本を増やすのは好きじゃないんだって。数冊ならまだしも、10冊以上はご勘弁願いたいです。

 ところが先日本屋さんに行くと『天才 柳沢教授の生活 ベスト盤』なる本が平積みされています。ほー、ベスト盤とはいい考えです。長年の夢を叶えるときがきたようです。
 そのときに売っていたのが『Green』『Orenge』です。2冊も一気に買ってしまいました。そして、真夏の麦茶みたいに、一気に読んじゃいました。
 するとですね。本のカバーに山下和美作品として『Red』と『Blue』が紹介されているではないですか。なるほど、確かに人物紹介ともいえる初期の作品が少なかったのは、こういう理由だったのですね。こうなると全部ほしくなります。
 
 そういうわけで近所のでかい本屋さんへ出かけます。田舎の本屋ですが、とにかくでかい。年に1〜2回ぐらいは作家や歌手のサイン会があるぐらいでかい。
 ここならあるかもしれません。

 早速に漫画の文庫本コーナーに行って探します。ありません。
 通常の漫画コーナーに行って探します。ありません。

 おや?
 
 『本の検索』と書かれた場所にパソコンが置いてあるので、検索してみました。ちゃんとあるじゃないですか。なんと『講談社文庫』のコーナーにおいてあるのです。
 この本は『漫画本』扱いではなくて、『文庫本』扱いなのです。

 私が買った本ですが、旦那様が読み、よーよーが読み、リーリーはちょっとだけ読みと一応は皆に愛される本となっています。気に入るシーンというのがそれぞれ違うという点が、嬉しいような寂しいような。