調味料はさしすせそ

今週のお題「調味料」は昔から大好きです。調味料さえ自分の舌に合ったものを使うと、自分好みの味に仕上がるので本当に便利この上なし。

 結婚当初は少ないお給料からやりくりするものだから、お醤油や砂糖は特売品が当たり前。「1000円以上をお買い上げのお客様に○○円で販売」となっていれば、その金額までかごの中に物を入れていました。少しでも節約するために、日本酒は1.8リットルのサイズで買っていたし、味噌も大きな1キロ入りを買っていました。
 でもね、夫婦二人だとそんなに調味料って減らないんですよ。それに大きな単位で買うと、収納場所を取って棚や冷蔵庫で迷惑なこと。

 それでも子どもが小さい頃は、簡単に買い物にいけないから、邪魔だとわかっていながらも大きなサイズの入れ物を買っていました。醤油は1リットル、酒は1.8リットル、味噌は1キロです。
 でもね、そんなに一気に買っても、だんだんとお味が落ちてくるのです。特に夏場は常温保存していると、美味しくない。

 そこで子どもが小学生ぐらいになると、大きな単位で買うのは止めました。そして醤油、日本酒、味噌は冷蔵庫保存、塩と砂糖は専用容器で保存するようになったのです。


 「さ」の砂糖は多いときだと3〜4種類を置いていました。上白糖、黒砂糖、グラニュー糖、三温糖です。料理とお菓子の種類によって、砂糖を使い分けています。パン作りをしていたときには、砂糖の種類を変えるだけでパンの味が変わるので、たくさん置いていました。
 
 「し」の塩にはあまりこだわりはありません。ただ湿り気のある塩しか使っていません。さらさらとした食卓塩だと、何か旨みがない気がするのです。塩の代わりに塩麹を使うことがあります。塩よりも塩分量が少なくて、たんぱく質がやわらかくなるので気に入っています。

 「す」の酢は1〜2種類を置いています。今は米酢がメインで一番減りが早いです。米酢だと酢の物、お寿司、ドレッシングにも使いやすくて、便利です。気が向けばバルサミコ酢やレモン酢を置いています。もっぱら自家製ドレッシングのためですね。マヨネーズ以外はあまり市販のドレッシングを買わないので、酢は必需品です。

 「せ」の醤油は1〜2種類です。まず、濃口の丸大豆醤油が絶対に置いてあります。どこの銘柄でもいいのですが、大豆、小麦、塩だけを使ったシンプルなものを使っています。こちらは調理用です。
 これとは別にたまり醤油か刺身醤油を置いています。こちらはもっぱら何かをつけて食べるための醤油です。

 「そ」の味噌は1種類だけ。以前は赤味噌白味噌、信州味噌を置いていました。でもそんなに味噌の種類を変えて味噌汁を作るわけでもなく、減っていくのは信州味噌だけ。だから潔く、味噌汁用の味噌しか置いていません。いまは府中味噌の中味噌を使っています。なぜかこれが美味しく感じられます。

 ウィキペディア先生に「調味料」について聞いてみたところ、思ったよりもいろんな種類を使ったことがありました。でもサンバルソース、腐乳は使ったことがないし、ハーブでも使ったことがないものがあります。調味料の世界はまだまだ奥が深そうです。
 

とうとう失業者になりました

かねてからの約束どおり、1月末でパートを辞めて、失業者になりました。
同じ職場で辞めていった人たちは、最終日に皆に挨拶をして『さようなら〜』っていうお別れの仕方が定番でした。パートだろうが正社員だろうが、辞め方は一緒です。
皆で集合することもなく、仕事上がりの時間が来たら『さようなら〜』だけ。
味気ないといえば、味気ない辞め方なのです。

ところが今回は上司がすごく気を利かせてくれました。皆にケーキと飲み物をおごってくれたのです。
自分は用事があるので参加せずに、お店に手配だけしてくれてました。

すごく嬉しかったので、お礼を述べたところ、『長い間、ご苦労様!』の挨拶だけで終了されちゃいました。
『給与明細が欲しいから、その頃にまた来ます』と言ったら、『郵送で送るから、大丈夫。他の書類も送るからね』と言われちゃいました。ええ、あれだけ引き止めておいて、すごく冷たくない?
ケーキと飲み物は私のためじゃなくて、絶対に残された人たちのためだよね。

それでもいいのだ。
皆で楽しくケーキを食べて、どうでもいいような話をして、職場とさよならすることが出来ましたから。

人生で一番長く仕事をしてきた職場なのですが、去るからと言って、そんなに寂しくはありません。ひとつにはうんざりするぐらい長い間仕事をしてきたし、納得できるほど一生懸命に仕事が出来た結果だと思います。
それもこれも皆さんのおかげでして、本当にお世話になりました。

引っ越すまでにまだ日数があります。きっと引越し荷物を作るのが嫌になったら、用事を作って遊びに行くんだろうな。あー、そんな迷惑な人になるのか。
そういえば、ロッカーに何か残っていたかも。ケーキが嬉しすぎて、掃除をするのを忘れていましたよ。わー、遊びに行く口実が出来ちゃいました。

かつての「子供」が今の「大人」

今週のお題「おとな」と聞くと、商品名の頭に「大人」とつくものが目に付きます。スーパーやコンビニの「大人」向けのお菓子とか「大人」の音楽レッスンもあります。「おとな」の保険もあった気がします。

こういう「大人」向け商品って、子供の人口が減っているから増やしているんですね。子供が食べる菓子にしても、音楽教室にしても、顧客が減る一方です。それに対してかつての「子供」が「大人」になって、昔を懐かしんで菓子を買ってくれたり、音楽レッスンに通うのです。
「おとなの保険」に到っては40〜50代が対象です。一番事故率の少ない年齢層にターゲットを絞っているのです。

すでに商品市場においては、「大人=二十歳」という図式が崩れているのです。二十歳が大人というのは法律上の話で、世間から大人と認められる年齢はもっと人間が成熟してからということになるのでしょう。
孔子にしても「三十にして立ち、四十にして惑わず」なので、二十歳なんて「おとな」としてはまだまだという年齢なのでしょう。

成人の日を迎えた二十歳の皆さん、おめでとうございます。振袖を着ても、スーツを着ても、借り物みたいに見えるうちは「おとな」じゃないのかもしれません。町いっぱいに初々しさが目立つ成人の日まで、あと少しです。

新年明けましておめでとうございます

 『新年、明けましておめでとうございます』

 これを口に出していうのは見知っている人に対してですよね。初詣に出かけて、出会う人に対してする挨拶じゃありません。だから正月は自宅で受験生のお守りをしていた私にとっては、今日が今年の初出勤日で、新年の挨拶をするべき日なのです。

 でも相手から返ってきた返事は『本年もよろしくお願いします』だけ

 そうだった。ちっともめでたくなんかありません。数ヶ月前に伴侶を亡くした人にとっては、今は喪中なのです。

 『もうちょっと配慮すべきだった』と思っても、後の祭りです。こういうときの挨拶って、なんと言うべきなんでしょうね?ちなみに上司も明るい声で『あけましておめでとう』と満面の笑顔で挨拶をしていました。

 気にしすぎるのもいけないけど、まったく気にしないというのも配慮に欠けているような。これから同じような場面に出会うことだって出てくるはずです。
 さてさて、新年早々に大きな宿題をいただいたようです。

 

お別れのための準備

今週のお題「2014年のお別れ」(2014年をふりかえる 最終回)
 
2014年はずばり!お別れのための準備の年です。
来年の春には、まるまる14年間過ごした土地を離れ、幼少時から30年近く過ごした土地へお引越しします。

だからご近所さんと出会っても、ちょっとした知り合いに出会っても、その場で長話になります。

『また会えるから』と思うと、忙しいときには挨拶だけで済ませます。でも『もう会わないかもしれない』と思うと、『今のうちに引越しのことを直に言いたい』となってしまいます。
はがき一枚届いて『引っ越したんだ、びっくりした』と思われるのは、ちょっとさびしい。
はがきを見てから『予定通り、引っ越したんだ』と、思って頂きたいのです。

こちらから『引っ越す』という話題を出すと、『どこに?』『いつ?』なんていう会話からスタートします。次には家族の近況をお互いに報告して、共通の知り合いの話題を出します。
そして最後には『寂しくなるわ、でも年賀状は出すから』なんていうお決まりの挨拶を交わして、お別れするのです。

かなりパターン化していますが、主婦の会話なんてそんなものかも。

とても気に入っている地元の鞄作家さんにも、同じように挨拶させていただきました。年に1度だけ、個展を開かれるのですが、たまたま本人がいらっしゃったので挨拶をさせていただきました。
来年には工房を構えて、セミオーダーをしていただけるそうです。これで定期的にこっちに来る口実が出来るというものです。
そういえば地元の漆箸の作家さんもメンテナンスをしてくれるといっていたので、これもいい口実になりそうです。

お別れしても、その場で終了しない付き合い方というのも、長い人生を過ごしていくためには必要なのかもしれません。歳をとると『自分の人生にさよならするまで、細々と繋がっていく関係』というのが愛おしく思えてくるのです。

健康診断 2回目

 今年は夏に職場で健康診断を受けたのですが、食後まもなく検査したので、いろんな項目に引っかかりまくりで再検査になってしまいました。食後2〜3時間で血液検査って、意味があるんだろうか?って、毎年思っていたのですが、これって普通でしょうか?。

 だから今年は秋になって、別の医療機関で健康診断に再びトライです。今回は食事してから8時間空けていたので、たぶん中性脂肪や血糖値も正しい数値が出るはず。これで出なかったら、本当に恐ろしい…。

 びっくりしたのは血圧。上が70台で、下が50台です。
 普段から低血圧ですけど、それにしても低すぎませんか?

 あまりに数値が低いので、内診のときに『ダイエットをしないように』と言われてしまいました。いや、先生、血糖値が高いかもしれないんですけど…。そういう時はどういう食生活になるんでしょうね。
 疑問符を頭の中に描いたままで、健康診断が終了しました。

 健康診断後はおなかが空きすぎて、本当に辛かったです。思わず、近所のコンビニに飛び込んで、フライドポテトを買っちゃいました。だって、すぐにおなかがいっぱいになるものが、食べたかったのです。
 でも本当に血糖値が気になるなら、おでんの大根が正しいのかも。そこまで自分に厳しくなれないと、きっと長生きできないんだろうな。
 

職場に新人がくる

 私が仕事を辞めるので、後任の人を雇うことになりました。実は職場はかつてない経験のないほどの人手不足なのです。週に何回か会社の系列から人を回してもらっているなんて、初めての経験です。

 だから新人さんはとっても大切。
 『ここの職場は居心地いい』と思ってもらうために、とにかくみんなで必死なのです。

 まずは難しいことを要求しない。
 出来ることからやってもらう。
 そして、1回で覚えてもらおうなんて思わない。
 何回でも同じことを繰り返して、覚えてもらう。

 新人さんは緊張しっぱなしだから、笑顔が顔に張り付いてしまっています。
 きっと家に帰ったら、ぐったりしているんじゃないかな。

 今日は新人さんがちょっとした失敗をして、落ち込んでいました。でも私だって同じ失敗をしたし、先輩だって同じ失敗をしているのを見たことがあります。誰だって、一回はやってしまう失敗ってあるんですよ。
 その時にすぐに『大丈夫だよ』って、声をかけて置けばよかったかも。ここは私の反省点ですね。気が回るのが遅いんです。