今週のお題『今年の抱負』って希望とか志望とか、漠然としたものらしい

 新年にテレビを見ていると多いインタビュー内容は『今年の目標は?』『今年はどんな一年にしたいですか?』『今年の抱負は?』です。

 『年の初めだから、とりあえずこれを聞いとけ』みたいな姿勢がミエミエです。『そんな内容じゃ、看板番組を背負うようなアナウンサーや、インタビューアーにはなれないよ』と言ってしまいたくなります。

 まあ、大きなお世話ですけどね。

 でも質問されるほうにしても、こういう責任感の少なそうな質問って気楽に答えられていいのかもしれません。これから残された360日ぐらいについて質問されるわけですから、そんなに具体的に答えなくてもいいわけです。
 たとえばスポーツ選手がすぐに始まる試合について聞かれた場合は、具体的にどの部分をがんばりたいとか、入賞したいとか答えなくてはいけません。ところが『今年』なんて大きなくくりでこられたら、『努力したいです』だけで済む。なんて楽なんでしょう。

 目標があるように見えて、実は無責任な答えなのですよ。
 また質問した人も、それを聞く人も、それでいいと思っている。

 そういう漠然としたつまみどころがないあたりが、いかにも日本人の好みに合っている質問なのでしょう。


 私の今年の抱負は『歯を丁寧に磨く』とかなり具体的にしておきます。実は昨年末から治療が始まって、すでに治療が5本目です。びっくりするような本数ですが、すべての歯が過去に治療済みの歯です。
 虫歯が進行していたり、詰め物が取れたりといろんなケースがあって、合計5本というわけです。中には小学校のときに治療してもらった詰め物もあったりして、感慨深かったです。とても腕のいい先生でしたが、とっくに引退されているでしょうと思って、ネットで検索をかけて見ました。

 そしたら歯科は残っていました!しかも若先生が後を継いだようで、これで私が知っているだけで親子3代続く歯科になったわけです。今でもカルテは残っているかしら?そういえば、歯科のそばにある総菜屋のコロッケが安くて、おいしかったんですよ。
 なんだかちょっと行ってみたくなりました。